キャンディ塗装の後は磨きたくなる?今回はコンパウンドを使った「研ぎ出し」についてです!いろんなコンパウンドがあるから探してみてね。
研ぎ出しって?

今回は、キャンディ塗装をしたこちらのハロを
①ヤスリで磨き、表面をさらになめらかにし
②もう一度クリアを吹き
③さらにコンパウンドで磨くという『研ぎ出し』をやっていきます!

キャンディ塗装はこちらから!
研ぎ出し:準備するもの

- 耐水性紙やすり<GSIクレオス Mr.ペーパー #2000>
- エアブラシ<ウェーブ スーパーエアブラシ トリガータイプ0.3mm>
- クリア<ガイアノーツ Ex-03クリアー>
- タミヤ コンパウンド 粗目
- タミヤ コンパウンド 細目
- タミヤ コンパウンド 仕上げ目
- タミヤ コンパウンド用クロス 3枚
- ハセガワ コーティングポリマー
- コーティングポリマーを使用するためのクロス
- お水
- キッチンペーパー
水研ぎ

まずは、耐水性の紙やすり「#2000」を使い、表面を綺麗にしていきます。
ハサミを使って使いやすい大きさにやすりをカットし、お水を用意してスタートです!
- やすりでこすった部分は、マットな質感になってしまいますが、全体をなめらかにするために一度、ツヤよりは荒い「#2000」で表面をならします。
- ここでしっかり綺麗にやすりをかけ、ならしておくことで、次にクリアをかけた時に綺麗な塗面になっていきます。

「#2000」は目がとても細かいやすりですので、少し使用しただけでもすぐに目が削りカスで詰まってしまいます。
そのため、その削りカスを水で落としながら研いでいきます。
時々キッチンペーパーなどで、ハロについた水を拭き取ります。水を拭くと、削った場所が分かりやすくなります。

パーツの角はやすりが当たりやすいので、削りすぎて塗装が剥げてしまわないように注意します!あまり力を入れすぎずに、全体を磨いていきましょう♪

さらさらとした感じになりました。
クリアでコーティング!

ハロにクリアを再び吹いて、コーティングします。 ヤスリがけをした分、クリアの食いつきがよくなっています。 そこへクリアを厚めに吹いていくことによって、さらにツヤツヤになっていきます!
- クリアを分厚くかけたので、3日間しっかり乾かしましょう!
比べてみると

クリアだけのものと比べると、更にツヤツヤと綺麗に反射しているのが分かります。
コンパウンドとクロス

コンパウンドとは、ペースト状になっているヤスリのようなものです。細かい粒子がたくさん入っており、綺麗に磨くことができます。
タミヤさんのコンパウンドには、粗目・細目・仕上げ目と三種類あり、それぞれの製品専用のクロスを使います。
- コンパウンドは、クロスに少量ずつ出して磨いていくため、使用後にコンパウンドがクロスに残る場合があります。
- その状態のまま同じクロスで違うコンパウンドを使用すると、布に残った荒いコンパウンドが目の細かい方のものを邪魔します。ですので、必ずクロスは分けて使うようにしましょう!
- また、ハセガワさんのコーティングポリマー用として、香坂はカメラを磨くための細かなクリーニングクロスも用意しました。
コンパウンドは「荒め」から!

まずは、クロスにコンパウンドを少し出します。
そして、クロスに出したコンパウンドを更に少しだけハロにつけて、磨いていきます。
最初につけたコンパウンドは布で磨いているうちに無くなるので、コンパウンドが無くなったら、また少量のコンパウンドをつけて磨く・・・というのを繰り返していきます。
- パーツの隙間にコンパウンドが入り込まないように注意します。
- 入ってしまった場合は、後から柔らかい歯ブラシなどでかき出して取ります。(毛先の硬い歯ブラシだと表面を削ってしまうことがあります)
- パーツの角は他の部分よりも削れて塗装がめくれやすいので、あまり磨かないように気を付けます。
- こちらは前の段階でクリアを吹く際に、ぶ厚めに吹いておくといいかもしれません。
磨けました!

コンパウンドもやすりと同じく荒い目から磨き始め、段々と細かい目のものにしないと荒い目が綺麗になりません。焦らずに、少しずつ磨いていきます!
- うまく磨けているのかは、目で見ても手で触っても分からないくらいにコンパウンドは目が細かいので、全体的に磨けたかなと思ったら、細かい目のものに移ります。

コンパウンドで磨く時は、最初にヤスリで磨いた時のようにツヤが消えていくということはなく、磨けば磨くほどツヤがでて綺麗になっていきます♪もけんちゅTVを見ながら一緒に磨いていきましょう!笑
コンパウンド「細目」!

コンパウンドの使い方は目が細かくなっても同じです。クロスにコンパウンドを少しずつだして、ひたすら磨いていきましょう!
コンパウンド「仕上げ目」!

「仕上げ目」も使い方は同じです♪磨いた時の音まで変わってきました!
「コーティングポリマー」!

最後にコーティングポリマーを使います。
- 香坂はカメラを磨くための細かなクリーニングクロスを用意しました。
コーティングポリマーを使う際は、まず最初によく振ります。その後、コンパウンドを同じようにクロスに少量出して使用していきます。
コンパウンドと違い「磨く」のではなく、コーティング剤になるので「塗っていく」という感覚です。
「研ぎ出し」完了です!

塗装のみのハロと比べると、周囲の景色の映り込みのシャープさでツヤツヤ感がより伝わるかと思います!肉眼で見るとかなり輝きが違います・・・!
また、キャンディ塗装をした際の塗料が削れた分、「研ぎ出しの後」のハロの色味は少し薄くなりました。
こちらはクリアの層を分厚く吹けば吹くほど、下の塗料が保護され、元の色味を強く残すことができますので、調整してみてください。
- キャンディ塗装だけでも、クリアの吹き具合でかなりツヤが出ますが、よりシャープな輝きにしたい場合は、是非研ぎ出しも行ってみてくださいね!

今回の動画はこちら!
もけんちゅTVを見ながら一緒にやすりたい方はこちらから!
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